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令和6年度人権教育、同和教育講演会

 今年度の人権教育、同和教育講演会は、敬和学園大学人文学部教授の 藤本晃嗣 様をお招きして、「部落差別について」のお話をしていただきました。
 講演の最初に、人権侵害を気付かないうちにやっている(加害者)ということがないように、何が人権侵害なのかを学ぶ必要がある、そして、部落差別は日本最大の人権問題だといわれている、だから私たちは無知ではいけない、学ばないといけない、とおっしゃって講演が始まりました。
 部落問題の概要を歴史的背景から丁寧に教えていただき、部落差別の具体例を結婚と就職の観点からDVDを見ながらお話しくださいました。無知であることから避けられるかもしれないという恐怖を抱くようになり、避けるという意識をもつようになる。これが差別につながると、感情の変化を具体的にわかりやすく説明していただきました。
 人権侵害の加害者をつくらないために、正しい知識を得て過去の差別事例を理解することが大切であり、私たちに必要なことなのだと、生徒達は強く感じ取っていました。